【東京編】チャンピオン日記!素人がゼロからチャンピオンになるには

僕はジムに入会した日の翌日から、早速キックボクシングのトレーニングを始めた。と言っても、当時はパンチの打ち方どころか正しい構え方すらも知らなかった。しかし、キックボクシングで世界チャンピオンを目指すことに対して全く迷いはなく「自分なら絶対できる!」という気持ちしかなかった。そして運がいいことに、僕がたまたま入ったジムには数々の現役の名選手がトレーナーとして指導にきていたのだ。しかも彼らは基礎からしっかりと教えてくれたのだった。

その当時のキックボクシングジムやボクシングジムといえば、まだまだ古いタイプのジムがたくさんあって、見込みのある奴だと思われないと何も教えてくれなかったり、ぶっきらぼうな態度を取られたりしていた。特に年配のジムの会長さんだと、フィットネスできている会員さんとは一言も話すこともなく、こちら側から挨拶しても何も返事をしてくれないなんてこともあった。その点、僕が入ったジムでは会員さんを見かけたら、トレーナーさんの方から声をかけてくれたし、見て覚えるようなトレーニングではなく、体系的に分かりやすく教えてくれた。おそらく僕より少し年上のトレーナーさん達は、昔の古いタイプのジムを経験してきて、良くないと思っていたのだろう。

僕はキックボクシングを始める時に、チャンピオンになるまでの道のりを計画していた。まずは1年間、このジムできっちりと基礎を身につけて、その次は○○ジムに移籍して、○○歳にはチャンピオンになって…という感じだ。ここで重要だったのは年齢だった。僕がキックボクシングを始めたのは大学生になってからだ。日本チャンピオンとかになる連中でも、たいてい高校生の頃にはキックボクシングを始めていた。早い奴だと中学生から始めていた(その当時、小学生からキックボクシングを始める人はまずいなかった。ジム自体の数が少なかったし、キックボクシングを目にする機会もなかったからだ)。そこで考えたのが、人の倍の時間を練習することだった。しかもジャブ一発打つのも常に集中してだ。だいたい僕と同じ年齢のプロの選手は、キックボクシングを始めて数年は経っている。「彼らが一日3~4時間練習しているのなら、一日8時間練習をすれば数年で追いつける」。そんな単純な発想で、僕は朝から晩までキックボクシングの練習を始めたのだった。

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