キックボクシングトレーニングのマルチな要素!(前編)
皆さま、こんにちは。東姫路駅から徒歩9分、姫路市川橋通パーソナルキックボクシングFitnessの壺坂です。今回は前回お伝えしました、キックボクシングが最高にマルチな運動であるということについて、実際にパーソナルキックボクシングFitnessでは、どのような練習をするのか具体的にご紹介いたします。
キックボクシングは格闘技ですので、実際に相手と戦う、試合をすることが前提のトレーニングメニューとなっています。それが他のパーソナルトレーニングやフィットネスジムでのトレーニング内容と違うところです。実践を前提としたトレーニングメニューだからこそ、本当に体を強く丈夫にし、健康に繋がっていくわけです。また肉体の外観についても、筋肉をつけすぎると動きが鈍ったりして、実践向きではないので、しなやかな筋肉のつき方で美しく仕上がっているのです。それでは順番にトレーニングを見ていきましょう。
①まずはストレッチを行います。キックボクシングにももちろん柔軟性が求められます。パンチやキックを繰り出しますので、関節の可動域が広がることで、よりきれいなパンチを放ったりより強いキックを放ったりできるのです。しかし運動前のストレッチの一番の目的は、どのスポーツでも同じだと思いますが、ケガの予防になります。しっかりと時間をかけて動的ストレッチ(運動前に行うストレッチで、筋肉を刺激しながら、体を温めていきます)を行います。
②縄跳びを行います。キックボクシングの試合ではリズム感が必要です。相手との間合いを取りながら、隙を見て一気に踏み込み攻撃をしたり、反対に相手が踏み込んできたら軽快なフットワークでかわしたりします。またパンチを繰り出す手首の強さや柔軟性、リズム感も必要です。最初は縄跳びを1分もやると疲れてしまいますが、トレーニングに変化をつけながら、飽きないように続けていくことで持久力も養えます。
③シャドーボクシングを行います。ここまでが準備運動の一環になります(①②③)。シャドーボクシングでは①の柔軟性と②のリズム感を、実際の技術的な動きに取り入れ、 実践を(相手がいると)イメージしながら、パンチやキックを繰り出します。慣れてくると、瞬発力を使って相手の懐へ踏み込む動作や、反射神経を使った相手の攻撃をかわす動作なども取り入れます。負荷が軽くケガをすることがまずないので、 ウォームアップに最適で安心して行えます。
④サンドバックを行います。通常サンドバックのトレーニングでは、揺れながら動くサンドバックを相手と仮定し、攻撃を繰り出します。③のシャドーボクシングでは空気を相手と仮定していましたが、それを重みも動きもあるサンドバックに変えて、より実践に近づけるわけです。ただ他にも打ち込みを行うために使うこともあります。パーソナルキックボクシングFitnessでも、一つ一つのフォーム、コンビネーションを確認しながら、1セット10回などセットに分けて打ち込みのトレーニングを行います。一発一発丁寧に強くパンチやキックを打ち込んでいくので、強度の高い無酸素運動になります。またパンチやキックを放つ動作は全身運動で、足の指先(手の先)から、体幹(背中、腰、腹筋、お尻など)を伝わり胴を軸に体を回転させ 、そして手の先(足の指先)まで力が伝わっていきます。この動きは体幹トレーニングとして、とても優れていると思います。
このようにキックボクシングのトレーニングでは、様々な運動の要素がトレーニングに含まれているわけです。④の次の⑤パンチミットのトレーニングからは、次の後編にてご紹介いたします。
それでは皆さま、引き続きよろしくお願いいたします。