キックボクシングトレーニングのマルチな要素!(後編)
皆さま、こんにちは。東姫路駅から徒歩9分、姫路市川橋通パーソナルキックボクシングFitnessの壺坂です。今回も前回に引き続き、キックボクシングが最高にマルチな運動であるということについて、実際にパーソナルキックボクシングFitnessでは、どのような練習をするのか具体的にご紹介いたします。
前回は④サンドバックのトレーニングまでご紹介いたしました。今回は⑤パンチミットのトレーニングからとなります。パンチミットやキックミットのトレーニングはパッドワークと言いますが、これは実践を想定しながらトレーナーのミットめがけてパンチやキックを放ち、またトレーナーからの攻撃もブロックしたりかわしたりしながら進めていきます。無酸素運動と有酸素運動のどちらも含まれ、脂肪燃焼効果が一番高いトレーニングと言えます。それでは順番にトレーニングを見ていきましょう。
⑤パンチミットを行います。2分3ラウンドや3分3ラウンドなど、ラウンドに沿ってトレーニングを進めます。ラウンド間には30秒や1分のインターバルを設定します。トレーナーの指示に合わせてジャブやストレートなどのパンチを打ったり、ブロックやウィービングなどのディフェンスを行ったりします。その時に手足だけを使うのではでなく、体幹を軸に体をひねりながら行います。パンチを打つ時はよく、背中(の筋肉を使って)で打てと言われます。腕と足だけでなく、背筋や腹筋、腰などを使うこの動作は体幹トレーニングの一環であると言えます。そしてパンチのコンビネーションを力強く放つ動作は無酸素運動、1ラウンドを通して踏むステップは有酸素運動になっていて脂肪燃焼効果もあります。トレーナーの指示や動きに素早く反応する必要もあるので、俊敏性も養われるでしょう。
⑥キックミットを行います。これも2分3ラウンドや3分3ラウンドなど、ラウンドに沿ってトレーニングを進めます。ラウンド間には30秒や1分のインターバルを設定します。トレーナーの指示や動きに合わせてパンチを打つのは、⑤パンチミットと同じですが、キックミットの時はキックやヒジ、ヒザなども加わります。パンチだけの時よりも全身をくまなく使い、持久力も体力も必要ですが、短期間でのダイエットや脂肪燃焼に最も効果的なトレーニングだと思います。またキックやヒザを打つ時は、片足を地面から浮き上がらせるので、 バランスも必要です。キックミットには無酸素運動、有酸素運動、瞬発力、反射神経、持久力、体力、柔軟性、リズム感…。これまでのトレーニングで見てきた要素が全て集約されていて、最高のトレーニングだと思います。
⑦シットアップを行います。腹筋運動は誰でも取り組める運動ですが、回数をこなすのではなく一回一回丁寧に動作を行うことで、的確に刺激を与えていきます。ここでは腹筋クッションを使います。腹筋クッションを使用することで上半身が適度に反り、ストレッチ効果が期待できます。また上半身が反ることで腹筋に負荷がかかり、効果的にトレーニングを行えます(GOLDAXEより)。
⑧ストレッチを行います。①のストレッチでは運動前に行う動的ストレッチを行い、筋肉を刺激しながら、体を温めていきました。トレーニング後はクールダウンとして、筋肉痛軽減のために情的ストレッチを行います。その日使った筋肉を重点的にストレッチします。体も心もリラックスしながらストレッチを行い、筋肉痛予防、筋肉疲労の回復を促しましょう。
以上になります。コースによって順番や内容が違いますが、ここで紹介したトレーニングが基本となります。キックボクシングのトレーニングには、今回紹介したトレーニング以外にも、ダイエットや健康維持に適したトレーニングがあります。ある程度、基礎的なトレーニングが身につけば、他のトレーニングも取り組みやすいと思いますので、いろいろなトレーニングを試していただけたらと思います。またパッドワーク一つをとってみても、攻撃のパターンやディフェンス、攻防のテクニックなどバリエーションがたくさんあるので、パッドワークの中で少しずつ覚えていただけると、トレーニングがより楽しくなると思います。
このようにキックボクシングのトレーニングにはマルチな要素があり、それらがダイエットや健康維持に効果的なのは言うまでもないでしょう。そしてダイエットや健康維持にとどまらず、新陳代謝を高めたり、心肺機能の向上にもつながるでしょう。
皆さまも一度キックボクシングのトレーニングをお試しになりませんか。お待ちいたしております。